こんにちは

 

東京都豊島区池袋東口徒歩1分トランペットアンブシュア矯正&ジャズ専門音楽教室

セプテンバーミュージックスクール代表、トランペット奏者の細川玄 。

 

整体に通い始めて8か月が経とうとしています。

 

このコラム

「体の歪みを定期メンテすることにします」

では

 

歪んでいた体が整うと

トランペットの演奏にどのような変化が

出てくるのかを具体的にお伝えすることで

 

皆さまが日頃悩んでいる

練習や上達の障害となっている事の

原因が何であるのか

解決のヒントになればと思っております。

 

前回のコラムはもうお読みいただけましたでしょうか?

 

体の歪みを定期メンテすることにします その5

 

 

今回は姿勢(体の重心)が変化することで

私の演奏にどんな変化が起きたのか

お話してゆきたいと思います。

 

余計が力は入ってしまう。どうしたらいい??

 

特にトランペットの演奏に於いて

皆さんのお悩みの多くに

 

「せっかく息をたくさん吸ったのに

胸や肩、首のあたりで息を止めてしまっている」

 

といったお悩みは多いと思います。

 

かつては私もそうでした。

 

理想は高い音を吹くにつれて

体内で吸った息の圧力を高めて

それを口元までしっかりと押し上げて

吹くことが出来ることです。

 

「高い音になると力んでしまい

口の中に残っている空気だけで吹いてしまった。。」

 

こんなお悩みも多いと思います。

 

もちろんまず

当スクールでもレッスン時には必ずチェックしている

トランペットを吹くときに重要な要素の

 

「息」のコントロール

 

これは息を吸うことと

吸った息を体で圧縮する動作

この二つに分けて考える必要があります。

 

皆さんも学生時代に教わった事は

「腹式呼吸で吹きなさい」

 

でしたよね。

 

これ、

もちろん合っていますが

説明が全然足りません。

 

特に吸った息の圧力を高める動作については

とても曖昧なイメージのまま吹いてこられた方も

多いのではないかと思います。

 

トランペットを吹くための呼吸をするうえで

大きな障害になっているなと感じていることが

いくつかあるので記しておきましょう。

 

■緊張していて(余計な力がはっている)うまく息が吸えていない

■寝不足など体が疲れている

■体の歪みに気づいていないため本来の効率的な息の取り込みが出来ていない

 

この3番目について

私が整体を通して気づいた事をお話したいと思います。

 

私の場合、整体を受ける前まではこうでした。

 

起立し、真っすぐに立っていると思っている姿勢を取ります。

 

すると真っすぐだと思っていた体は実は

弓なりに反り立って直立していました!!

 

自分では全く気づけなかった事実です。

 

ちょうどおなかのあたりを突き出すような形で

弓なりに立っていることが

当たり前になっていたのです。

 

しかしこれはやはり効率的な息のコントロールの

邪魔をする事が理解出来てきました。

 

私がトランペットを吹くことで疲れる代表的な筋肉は

 

■舌骨筋

■胸鎖乳突筋

■横隔膜

 

他にもありますがキリがないのでこのあたりにします。

 

立ち姿勢はここには含まれていません。

まず立ち姿は足元から積み上げてゆくものだという事を

整体の先生から教わりました。

 

ということはまず足元ですよね。

私はO脚ですので足の裏の外側に重心がかかりがちでした。

 

しかしこれは良くありません。

しっかり親指とその付け根から踏み込んで歩ける事が大切なのです。

 

直立した時のバランスも指側へ

もしくはかかと側へといつも安定していませんでした。

 

これをおなかを出っ張らせないで立とうとする場合を

意識すると肩の力が抜ける事がわかってきました。

 

普段意識していないのに肩に余計な力が入っていたということです。

 

このように

自分で気づけていない「余計な力が入っている」ことに

まずは気づく事が大切です。

 

このような変化によって私の場合

トランペットを吹くことで起きた変化は。。

 

■左手で強く握っていた楽器を楽にしてあげられるようになった。

■上唇に負荷のかかりがちなマウスピースの位置がまんべんなく

当てられるようになり音色、音域、安定性もさらに向上しました。

 

出来るだけ負担なく、高い音やややキツめの楽譜でも楽に演奏したいですよね。

こういった事に大きく繋がってゆくことと感じました。

 

トランペットを吹くうえで先ずは大前提として

「舌」と「息」のコントロールが正しい理解の元

演奏出来るようになること。

 

そして体全体も整えることによって

さらに演奏の質の向上も見込めるということです。

 

私の経験は

当スクールの生徒様にも

どんどん教えていっています。

 

どうしても出せなかった高い音も

こういうレッスンの積み重ねで

楽に吹けるようになるのです。

 

セプテンバーミュージックスクール

代表 細川玄