こんにちは
東京都豊島区池袋東口徒歩1分
セプテンバーミュージックスクール
ジャズコントラバス(ウッドベース)コース
講師のカイドーユタカです
コントラバスって大変そうですよね?
ということで
前回のブログで、右手のことを中心にお話ししました。
今回は「左手も大変」についてお話します。
私がコントラバスを始めたころ、
左手の指も痛かったです。
とは言っても右手のように血が出たり
ということは無かったので
右手指ほど左手指を重要視することなく
数ヶ月が過ぎて行きました。
しかし、やがて左手の重要性に気付いて来ました。
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左手はとても重要!
弦を押さえる左手は、実は右手より重要!
と言えます。
左手の押さえ方次第で
音色も違ってきますし
ピッチ(音の高さ)も違ってきます。
コントラバスはフレットレスですから
押弦の微妙な位置の違いでピッチが変わります。
また、弦振動の一端を
直接支えることになるので
音色に大きく関係してきます。
私がコントラバスを始めたころは
右手に意識が傾いていました。
右手は弦をはじくので、
音を出すための直接的な
アクションを起こしますし、
痛い思いをしたのも
主に右手だったからです。
数ヶ月練習して
ウォーキングベースをある程度
スムーズに弾けるようになり
少し調子に乗っていた頃のことです。
自分の演奏の録音を聴いて
ガッカリしました。
ピッチが悪すぎるのです。
ピッチが悪い!
自分ではカッコいいベースラインを
弾いていたつもりだったのですが、
録音されたバンド全体の演奏を聴くと
(ベースに意識を集中して聴くと)
調性(ハーモニー)が良くわからない。
ベースの役割って?
ジャズにおけるベースの役割・・
・リズム、ビートを生み出す
・推進力を生み出す
・調性の低音部を担う
以上三つが大きな役割だと思われますが、
ピッチが悪いと残念
ベースの役割
三番目の「調性の低音部を担う」
というところの
調性の根底となる
ベースのピッチが狂っていると
ハーモニーが曖昧になるだけでなく
全体がヘタに聴こえてしまうから不思議です。
このようにベースのピッチは大切なのです。
ジャズを始めて数ヶ月の私は
頭で考えたベースラインを
「とにかく弾く」
ことに集中しすぎて
出した音をちゃんと聴けていなかったし
指使いはメチャクチャでした。
音を聴く、指使いを直す
そこで指使いを基礎から矯正して
スケール練習を始めました。
私のレッスンでは
全くの初心者の方から経験者まで
基礎練習と応用、同時進行でやっていきます。
無料体験レッスンがありますので
お気軽に来てみて下さい。
楽器は無料でお貸しします。
ピッチと指使いを正確にするために
クラシックの教本で
アルコ(弓)を使って
正しい指使いとピッチを
耳と体に覚えさせることはとても有効です。
私はコントラバス歴4年目にしてようやく
クラシックの先生に師事して
基礎的な練習を始めました。
今思えばもっと早く始めればよかった、
とも思いますが、
クラシックの奏法を学んで
自分の音楽性が何倍、何十倍にも広がったのは事実です。
私のレッスンでは基礎的な
クラシック奏法もお教えします。
楽器と弓も無料でお貸しします。
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コントラバスの左手は大変
コントラバス(ウッドベース)の
ピッチが大事、というお話を
ずっとしてきました。
ベースのピッチは大切です。
正確なピッチで音が出せるよう
正しい左手の指使いとフォームを
キープしなければいけません。
そんなわけで左手には大変神経を使うわけですが、
それ以前に
コントラバスに初めて触れる人にとって
弦を押さえること自体
できる気がしない
と思う方も多いかもしれません。
コントラバスのネックは太いし
弦も太いですね。
弦のテンションも
他の弦楽器より強いです。
握力が必要?
さぞ握力が必要なのだろう
と思われがちですが、
それほどでも無いようです。
実際、体の小さい女性や中学生も
弾いていますよね。
握力は強いに越したことは無いでしょうが
弱くてもやりようがあると思います。
私は、というと
もともと体力、筋力、ともに弱く
腕も細いです。
先日、握力を測ったら
成人女性の標準値と一緒でした・・・
「コントラバスと身体」について
また機会がありましたらお話したいと思います。
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