こんにちは。

東京都豊島区池袋東口徒歩1分ジャズ専門音楽教室

セプテンバーミュージックスクール代表ジャズトランペット奏者の細川玄です。

 

吹奏楽で演奏されている方、もしくはピアノを演奏されている方で

「 ジャズは全然よくわからないけど、あんな風に演奏できたらいいなぁ」

と思った事ってありませんか?

 

ジャズって即興で演奏したり、譜面も見ないで演奏したり。。

漠然とそれぐらいは知っているけど実際どんなことが行われているのかよくわからない、

多くの方が思うところではないでしょうか?

 

自分が演奏出来るために必要な事を知りたい

「ジャズとクラシックの違いは?などとインターネットで検索すると同じような内容の記事がたくさん出てきます。

見ていると大抵「ジャズとクラシックの歴史」の事や、「リズムの違い」について書かれているものが多いですね。

私も検索して上位の記事を10件程度読んでみました。

正直「演奏する人にとってこれって重要なこと?」と思う記事が多かったでした。

概論を話すことはいくらでもできるでしょう。

でも私たちが知りたい事って「自分が演奏できるにはどうしたらいいのか?」ですよね。

 

今回からシリーズで「自分が演奏できるにはどうしたらいいのか?」という視点からブログを書いていこうと思います。

 

ジャズを全く知らない少年が最初に始めた事は?

ここからは、私がどのようにしてジャズを習得してきたか。。

少年時代から「ジャズ習得の道のり」を辿ってみたいと思います。

 

いわゆるこれって「耳コピ」?を自然にやっていた

私は小学校の鼓笛隊でトランペットと出会いました。衝撃の出会いでした。初恋より衝撃でした。(笑)

その後中学高校と吹奏楽部で過ごしました。

そして同時に小学校6年生の時にジャズと衝撃の出会いをしました。

以来ずっとジャズ演奏に憧れながら学校の吹奏楽部でトランペットを吹くと言う音楽生活でした。

ですから多くのことを吹奏楽から学びました。

皆さんと何ら変わらない部活動の中で得た音楽の知識からスタートしたのです。

 

ここからは僕がどのようにしてジャズを習得して行ったのかを振り返ってみたいと思います。

中学生の頃の僕の話を少ししましょう。

 

僕はジャズが好きだったにもかかわらず、 周りにジャズを教えてもらえる環境は少なかったように思います。

一番の情報源は FM ラジオとテレビ。時々深夜などにテレビ放送されるジャズフェスティバルの様子をビデオ録画したり、後はスイングジャーナルと言うジャズ専門誌を読む、その程度でした。

今のようにインターネットがあったわけではないので、ジャズ専門誌のメンバー募集欄の広告を見て探していましたが「家から通えるところにジャズビッグバンドはないなあ」などと思っていました。

ジャズに憧れていた少年が最初に何をしたかと言うと、 FM ラジオで放送される番組をカセットテープに録音したり、テレビ放送されるジャズの中継を録画したり。

そこで演奏された好きな曲を耳で聞き取りトランペットで吹くことでした。

まあいわゆるテーマを耳コピして吹くという事ですね。

 

これをしているうちに色々なことに気がついてきました。

ジャズというのは曲のメロディーに当たる「テーマ」と呼ばれる部分と「アドリブ」と呼ばれる部分に分かれているのだという事。

テーマは最初に演奏して、アドリブ演奏が一通り終わった後、最後にもう一度テーマを演奏して終わるのだということ。。こういったことがわかってきました。

だんだんとクラシックで言うところの「音楽形式」。。平たく言うとジャズ演奏の定石みたいなものが分かってきたのです。

最初はそこからでした。

 

ジャズは深くて緻密な大人の「独特の響き」。。これってなんなんだ??

この頃、おそらく私は中学2年生。アドリブソロなど夢のまた夢でした。

しかし当時から作曲に興味があったので、ジャズ特有の「コードの響き」に特段の興味がわいていました。

「自分でピアノの鍵盤を触っても、シンプルなドミソの音しか出せないのに、ジャズのハーモニーってどうなっているんだろう?」と自然と探求欲が高まっていったのをよく覚えています。

当時僕はアドリブソロどころか、譜面を読むのもそこそこ、コードネームなど全く読めませんでした。

しかし興味が止まらなかったので、近くの音楽教室に「ポピュラーピアノコース」というのがあることを知り、習いに行きました。

大変小柄で明るい女性の先生でした。ジャズを上手に弾くのを憧れた目で見ていたのをよく覚えています。

私の勝手な思い入れかもしれませんが、ジャズを教えている先生って、明るくて、よく喋り、よく笑い、だいたいちょっと声が甲高い。。(笑)

今思えば私が最初に出会った先生は、ジャズを教える先生の「アイコン」のような存在でした。。(個人的感想です。細川調べ)

 

コードネームを覚えることでピアノが弾けるようになった

その先生は私にコードネームを最初に教えてくれました。

習い始めて本当に最初です。確か鍵盤に触る前より先にコードネームを覚えましょうと。

コードを覚えることで鍵盤に触り、いつのまにかコードが弾けるようになっていました。

私はこの時を教えてくれた先生の指導が大変わかりやすく、覚えたその日から左手でコードを弾き右手でメロディーを奏でることが楽しくて楽しくて仕方なくなりました。

これは私にとって大変貴重な経験となりました。

 

何も知らなかったこの私がいつのまにかコードが弾けるようになっていたのです。

この貴重な経験を今度は私が多くの方にお教え差し上げとうと思っているのです。

今、セプテンバーミュージックスクールの「ジャズアドリブマスターコース」で教えているコードネームの習得法は、この教えが基になっています。

私がこの方法で教えた生徒様は皆口々に「とてもわかりやすかった」と言ってくださっております。

実際に受講されている「生徒様の声」も届いております。こちらもぜひお読みください。

 

受講されている生徒様は大抵次回のレッスンまでには、私が口頭でコードネームを言うと、ちゃんとピアノで弾けるようになっています。頭の中にきちんとコードネームが収まった、という事ですね。

これが出来たらしめたものです。

 

中学3年生までに出来るようになったことは。。

ジャズ好きだった少年が中学3年生までにできるようになったことはこのようなことでした。

ちょっとまとめてみましょう。

■ カセットやレコード(今なら CD やYouTube ですね)を聞いて「耳で聞き取ったテーマのメロディーをトランペットで吹けるようになっていた」(簡単な曲ですよ)

■コードを勉強する時に良い先生と巡り会えたこと。コードを勉強する時には必ずピアノで弾いて覚えた事。

 

どうでしょう?

吹奏楽部に籍を置き、ジャズ好きだった少年が、中学3年生までに出来たことはたったこの程度のことでした。

 

今振り返ると、当時はなにもわからず、なにも自覚していませんでしたが、

ジャズ習得に大切な「耳で聞く力を養う」ことと「コードネームは鍵盤を弾いて覚える」は現在セプテンバーミュージックスクールで私が行っている「ジャズアドリブマスターコース」のレッスンそのものです。

生徒様にはいつも「聞く力を養う」ことと「コードネームは鍵盤を弾いて覚えましょう」と常々話をしています。

一番自然に、ジャズを学ぶことが出来る方法を、私のレッスンでは実践しているのです。

ジャズを学ぶには良い先生に出会えることも大切です。

実際に当スクールに音大を卒業された方が、もっと実践的なことを学びたいと「ジャズアドリブマスターコース」に通われています。

こちらのブログもお読みください

レッスン事例 :音大卒20代女性 「コードネームを見てソロを吹きたい」

レッスン事例:音大卒20代女性「ジャズのスキルは必須と感じた」

 

こちらは体験レッスンを受講後入会された方のお話です。

体験レッスン事例:保育士40代女性「アドリブ上達したい!」 池袋東口

 

セプテンバーミュージックスクールは、あなたに「このスクールを選んで良かったな」と思っていただけるような存在になれるよう日々努力を重ねています。

 

あれれ?肝心なアドリブが入っていませんよね?

そうなんです。当時アドリブソロなんてとても早くて聞き取ることなんてできませんでした。

有名な曲を誰かが耳コピーをして書いた譜面が、楽器屋さんで売られていることも知っていました。

当然内容は見てみましたが、とてもではありませんが16分音符が並び、音域も大変広く、しかもあんなに早いテンポで演奏されているもの。。

真似すらできないと。。 感じていました。

しかし憧れは憧れなんです。ずっといつか演奏したいと思っていました。

 

衝撃の出会いは深夜に突然やってきた

高校1年生のある日、なぜか寝付けず、深夜にAMラジオを付けました。。

それは深夜に突然私の耳を突き抜けて行ったのです。。

衝撃の出会いが突然やってきました。。

これが、、

アドリブ演奏ができるようになる最初の突破口となったのです。

 

次回はこのお話をいたしましょう。

お楽しみに。

 

次のブログはこちら。

僕がジャズを習得した道のり その2 (ジャムセッション)

 

プロもアマチュアも「ワンランクアップする自分」を目指しましょう。

「無料体験レッスン」ございます。

「ジャズアドリブマスターコース」

 

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