こんにちは。
東京都豊島区池袋東口徒歩1分トランペットアンブシュア矯正&ジャズ専門音楽教室
セプテンバーミュージックスクール代表、トランペット奏者の細川玄です。
元号も令和になりましたね。
新しいことを始めるにはぴったりのタイミングです。
この記事は、主に50歳を超えてから、「何か楽器を始めたい!」
そうお考えになっておられる方を対象に書いた記事です。
特に「トランペット」に興味がある方にはぴったりの記事です。
50歳でなくても、トランペットを吹いてみたい、とお思いの方、そしてジャズ演奏に興味がある方、ジャズビッグバンドで演奏してみたい方にピッタリの内容となっています。
そして、この記事の先には、「自分の人生を、より豊かに過ごす」ヒントがあります。
トランペットは最初が肝心!
トランペットはカッコいい楽器ですが、実は最初が肝心な楽器なのです。
他の楽器に比べて「音を出す」事が難しい楽器であることは間違いありません。
最初から脅かすつもりはありませんが、ここを押さえておけば、これからの楽しみは想像以上の楽器です。
最初からきちんと積み上げれば、あなたもあっという間にトランぺッターとして、仲間とともに演奏を楽しむ日はすぐそこにあります。
平成は「サックス大人気」の時代だった
あなたはトランペットに興味がありますか?
昭和生まれの私にとって、 トランペットという楽器は管楽器の中でも花形の楽器でありました。
私が小学生時代、鼓笛隊でトランペットを始めた時には、同級生の男の子達はこぞって、 トランペットが演奏したいと、 その倍率はかなりのものでした。
ニニ・ロッソや、日本では「ヒノテルブーム」とまで呼ばれた日野皓正さんがスタープレイヤーで、皆の憧れでした。
しかし時が平成に移ると、「 サックス大人気」 の時代になりました。
テナーサックスには独特の落ち着きと哀愁が、アルトサックスはトランペットとはまた違う大変パッションを感じる、時代にあったサウンドでした。
特にサックスを持つ女性プレイヤーの姿は、 とても新鮮かつ、 かっこよく、光って見えたものでした。
キャンディ・ダルファーなどに代表される、 ファンキーなスタイルの女性プレイヤーは世界中の人がその存在に驚かされたものです。
シンセサウンドとのマッチングが時代と合った
サックスは何と言っても、 これほど時代とあった楽器はかつてなかったのではないかと思うほど、 1980年代後半から爆発的に普及したシンセサイザーサウンドと大変相性の良いサウンドでした。
それから30年、今に繋がる j-pop の中にはとても多くのサックスソロが演奏されてきました。
「令和」は、人にしかできない楽しみ方に戻ってゆく
CD が売れない、ということを聞いたことある方は多いと思います。
ストリーミングや、サブスクリプション、ダウンロードなどが、今は一般的になりましたので、わざわざ CD を買うということも減ってきました。
しかし売り上げが伸びている分野があります。
それは「ライブ」です。
音楽の楽しみ方への価値が今、これまでと大きく変わろうとしていると言うことなのです。
物を持つ喜びから、自分が体験する喜びへ。
音楽に限らずですが、体験へと大きく価値が見直されてきているのです。
ライブを見に行く、という楽しみを満喫される方も増えていますが、
自分自身が音楽を奏でたい、楽器を演奏したい、と思っていらっしゃる大人の方も大変増えております。
人気の楽器は、ピアノ、サックス、ギター、バイオリン、ボーカル。。
最近ではケンハモという名で親しまれている鍵盤ハーモニカ、オカリナ、ウクレレなども楽器を始められる大人の方に人気です。
あれれ?トランペットは??
残念ながら人気上位の楽器には今は含まれていないのです。。
そこでトランペットの魅力についてこの先お話をしていきたいと思います。
ジャズを演奏したいならトランペットが一番活躍できます!
トランペットの魅力は、何と言ってもド派手な存在感と、きらびやかなサウンド。
ジャズオーケストラの中では、とにかく目立つ存在です。
楽器を始めたなら、いつかは仲間と演奏を楽しみたいですよね。
あなたのお住まいの地元にも、市民オーケストラや、ジャズビッグバンドなど地域に根ざした活動をされているバンドがあると思います。
そういったところで、演奏活動などができたら楽しいと思いませんか?
私は職業柄、たくさんの市民ジャズオーケストラなどとの交流がありますが、総じてどの団体も、 トランペットパートに人が少なくて困っているところが多いのです。
先述した人気ランキング。。
人気の楽器ほど、活躍できる場所の競争率は高くなります。
多くのジャズビッグバンドなどでは、サックスを演奏される方は本当に多くて、コンサート本番では、コンサートの半分だけ、「かわりばんこ」で演奏するとか、人気のパートは、そのように工夫して演奏しているところも多いです。
ところがトランペットはどうでしょう?
だいたいどこのバンドも、トランペットのなり手が少ないところが多いのです。
もちろん、吹奏楽など盛んな地域ではそのようなことは少ないかもしれませんが、
東京近郊などでは大変よくそのような話を聞きますし、 実際複数のバンドを掛け持ちして演奏されている方も多いのです。
トランペット、最初は習得するのが大変と感じるかもしれませんが、きちんと最初から正しく基礎を積みあげれば、ほんの数年でジャズビッグバンドのステージで演奏することも夢ではありません。
最初から正しく演奏方法を学ぶことは、私の経験上、強くお勧めいたします。
そうすればこの先、楽しい演奏をする時間とともに、人生を過ごすことができるからです。
トランペットは比較的安価な楽器
楽器の値段って、大体いくらぐらいするものなのかご存知ですか?
初心者の方が最初に購入される楽器としての値段として、アルトサックスなら20万円前後、が多いでしょう。
楽器はもちろん「ピンキリ」の世界ですから、選びようによってはもっと安く買うこともできます。
トランペットはいくらぐらいでしょうか?
初心者の方が最初に購入される楽器として多く選ばれているのは、安ければ2万円台くらいからありますし、日本国内メーカーの楽器でしたら10万円前後ぐらいの楽器からスタートされるのが良いのではないかと思います。
楽器屋さんに行き、ずらりと並ぶ楽器の中から 自分の楽器を選び、
初めて楽器を手にする時の興奮は、 プライスレスです!!
是非あなたにもこの感動を味わっていただき、音楽のある豊かな生活を始めていただきたいと思っています。
トランペットは衛生面でも優れた楽器です
トランペットの良い所は?と聞かれればたくさんありますが、特に推したい話がひとつあります。
それは「丸洗いが可能」な楽器です。
え? そうなの??と思われたことでしょう。
本当です。
サックスもトランペットも、全ての金管楽器木管楽器は、 マウスピースを口にあて、息を吹き込んで演奏する楽器ですから、管の内部は息の中に含まれる水分で湿ってしまいます。
実はこの大変高い湿度が、楽器を痛める原因となります。
サックスなどは、演奏後必ず「スワブ」と呼ばれる布などを楽器に通して、水分を拭き取ります。
最近はトランペットにも スワブを使用することが一般的になってきましたので、 私もセッション毎にトランペットを清掃します。
しかしスワブの通らない箇所というのが、存在します。
サックスの場合は、専用の紙を挟んでその水分を拭き取ったりしますが、トランペットの場合は分解しないと触ることのできない部分も多いので、汚れがちになります。
しかしトランペットのすごいところは、分解することができて、水洗いできるということです。
水を通して専用のブラシで内部の汚れを取り、グリスやオイルを塗ってあげて組み立て直せば、 いつでも新品同様、気持ちよく演奏することができます。
この清掃にも大した時間がかかるわけではありません。
慣れている私でしたら全体の工程が大体1時間あれば完了します。
休日の午前中にゆっくりと、好きな音楽を聴きながら、楽器を洗浄するのもなかなか楽しいものですよ。
最大のハードルは練習場所と音量
トランペットは大きな音が出る楽器だということは皆さん周知の事実だと思います。
これはサックスも同様です。
近くで二つの楽器を聞いてみれば、サックスの方がより大きい音だということが分かると思います。
自宅で練習できる場所があれば、一番望ましい環境ですよね。
そうでない方もたくさんいらっしゃいます。
ではどのようにして練習しているのでしょうか?
近所にリハーサルスタジオがあるのでしたら、 個人練習という料金形態があるところが多いです。
バンド使用(3人以上使用)だと、 1時間3000円かかるところが、 個人練習だと800円ぐらいで使用できたりします。
次に多く聞くのが、カラオケボックスで練習するという方々です。
こちらは大変安く利用できますよね。
実はプロの方でも、本番前や、自身の練習、また旅先などでの個人練習などでカラオケボックスを利用される方は大変多いと聞きます。
また、車の中で練習するという方も多いですよね。
消音ミュートは注意して使用する必要があります
やっぱり自宅で吹きたい、でもマンションだから大きな音を出すわけにはいかない。
とてもたくさんの方がこのお悩みでおられることでしょう。
消音ミュートというものがございます。
様々なメーカーから様々なモデルが販売されています。
私のレッスンでの基本方針としては、消音ミュートに頼りすぎる練習はおすすめしていません。
消音ミュート、 ウォームアップミュート、プラクティスミュートなど、様々な名前で呼ばれますが、これらは昔とははるかに今は内容が良くなり、 きちんとした練習方法であれば、ウォーミングアップの段階でミュートをすることも、良いのではないかと考えています。
ただし、自己流でこれを行うのは大変危険だと思っています。
かえって調子を崩す原因になりますので、先生の指導のもと適切な使用が必要になります。
私なども、普段はミュートなしで練習をしますが、旅先のホテルや、自分自身が息のコントロールを整える必要がある状態の時などは、積極的に使うことにしています。
ミュートの使用は一元的に「ダメ」という時代は終わりました。
適切に使えば、 トランペットの上達につながります。
トランペットを購入する際の注意点は?
楽器屋さんへ行き「衝動買い」をするのも正直、楽しみのひとつであることは、理解できます。
トランペットは、電化製品と違い、ハンドクラフトで製作される箇所がたくさんあります。
シンセサイザー以外の生楽器はほとんどそうでしょう。
これは何を言いたいかと言うと、同じ型番の楽器でも、一つ一つ微妙に個体差があるということを覚えておきましょう。
平たく言うと、同じ型番の楽器なのに、こちらは鳴らしやすいけどこちらは鳴りにくい、ですとか、こちらは音程はいいがこちらは少々音程の悪い所がある、ですとか。。
海外の安価な楽器に至っては、設計そのものに問題があり、壊れてしまった場合、修理が不可能である、などということもあります。
ですので、慌てて買うことは、できるだけ避けた方が良いでしょう、というのが私の意見です。
当スクールでトランペットを始められる方には、最初の1~2ヶ月程度は、当スクールのレンタ
ルのトランペットの利用をお勧めしています。
この楽器で感触をつかんでいただき 、その後、ご自身の好みの楽器を選ばれるのが良いかと思っております。
ご希望でしたら購入の際には、先生が楽器屋さんまで同伴し、その楽器のコンディションを実際に確認して差し上げることも可能です。
「そうだ!音楽教室に行こう」
人生100年時代といわれています。
令和のこれからは物質的豊かさから、心の豊かさを追求する時代になって行くと私は思っています。
それぞれひとりひとりが、心から人生を楽しみ、幸せを感じられる生き方を求めて行くのだと思います。
多くの方がそう、気づき始めたのだと思います。
そこでご紹介したい本があります。
「そうだ!音楽教室へ行こう」 大内孝夫・著 音楽之友社
トランペットにとどまらず、音楽を習うことが、数多ある趣味の中でも、豊かで素晴らい人生になる可能性について書かれています。
著者の大内孝夫先生が、当スクールのトランペット体験レッスンを受講された時の写真と記事も掲載されています。
是非、お手に取って読んでいただきたい一冊です。
トランペットを始めたい方は専門音楽教室の当スクールが一番です!
「トランペットは難しい楽器だ」と聞いたこともあるかと思います。
もちろんどの楽器も習得には時間がかかるものです。
がここで言われているトランペットは難しい楽器だということは、「いつまでたっても上達しない」人が多いからそのように言われているのではないかと思います。
いつまでたっても上達しない。。一体どういうことでしょうか。
一言で言うと、 きちんと基礎を教えられる先生があまりにも少ない、ということに尽きます。
最初から上手に吹ける人もいますが、全然鳴らない人もいます。
最初から上手に吹ける人はプロになり先生になる方も多いですが、最初から上手に吹けてしまいますから、「上手に吹けない人がなぜ吹けないのか」を理解できない先生がたくさんいるのが現状です。
「名プレイヤーが、名コーチとは限らない」
トランペットを吹く仕組み、もっと言えば、誰でも吹ける仕組みでなければ、それは正しく教えることにはならないと思いませんか?
当スクールでは、そのような無責任な指導は一切おこなっておりません。
「トランペットはどなたでも吹ける楽器」という前提のもと、指導を行っております。
何事も最初が肝心です。
トランペットの奏法を教えられる日本で唯一のトランペットアンブシュアの専門教室である セプテンバーミュージックスクールにお任せください。
さあ、「令和」という新しい時代のスタートです。
せっかくなので、 トランペットを思う存分楽しんでみませんか?
セプテンバーミュージックスクール
代表 細川玄
ご質問等はこちらへどうぞ。お気軽にお寄せください。