ジャズのリズムってどうなっているの? ジャズピアノ講師 山口コージ
皆さん、こんにちは
東京都豊島区池袋東口徒歩1分
セプテンバーミュージックスクールジャズピアノ科講師
ジャズ・ピアニストの山口コージです
9月28日に当スクールでの発表会に初めて参加し
講師陣や生徒様と演奏させていただきました
画像はその時の模様です
さて今回もジャズのお話です
今日でも耳にする機会の多いジャズ。
そのゴキゲンなウキウキするリズムがとても心地良いですね
クラシックやポップスともちょっと違う感じのリズム・・・
どうなっているか
興味を持ったことがありませんか
実はジャズでは独特のリズムで演奏されます
そこで今回のテーマはジャズピアノの講師らしく
ジャズの持つ特有のリズムについてです
レッスンに通おうか悩まれている貴方や
また、当スクールでどんなレッスンをしているのか
知りたい貴方への参考になればと思います。
ジャズでは所謂”スウィング”するリズム
5月7日のブログでもお話しましたが
クラシックとは大きく異なるジャズピアノの特徴の1つに
「独特の(少しハネて)うねるリズム」があります
山口コージ先生のブログ
ジャズの世界では「スウィング」と呼ばれます
一体どういうことなのでしょうか
実例を交えて説明しましょう
前回のブログ↓
ジャズの即興演奏ってどのようにやっているの? ジャズピアノ講師 山口コージ
を思い出してください
そこで紹介した即興演奏の動画を再掲しましょう
ジャズでは即興演奏を譜面にすることはあまりないですが
敢えて10秒~20秒の8小節を右手だけ譜面にしましょう
譜面にするとこうなります
何の変哲もないですよね
でもオレンジの丸で囲った部分に注目してください
「8分音符?8分音符でも何だかハネている?」と
気付かれる方もおられると思います
正にここにスウィングの秘密があります
クラシックとジャズではハネ方が違ってしまう
この譜面を見てクラシックの演奏家は
このように演奏すると思います
聴いてお気づきだと思いますが
普通は8分音符の表記だとこのように
ハネないで演奏するのです
もし演奏者にハネて演奏して欲しいなら
譜面はこのようになるのではないでしょうか
それではこの譜面で
クラシックの演奏家のように
3連符でそのまま弾いてみましょう
どうでしょう?
8分音符だった所がハネますが
ハネ方が「タッカタッカ」と阿波踊りみたいで
どうもジャズ特有の「スウィング」とは違うようです
それではジャズ特有の
「スウィング」させた弾き方を再演しましょう
どうでしょう?
よりジャズらしくなりゴキゲンになってきたと思います
ジャズピアノ科講師 山口コージ先生の人気ブログはこちら
レッスン事例:50代男性 鍵盤はある程度弾けるが、もっと指を速く動かしてセッション・デビューしたい!
ジャズ特有のスウィングの秘密
ジャズ特有の「スウィング」感を出すには
秘密やコツがあります
実はジャズでは
クラシックで弾く3連符のようにはハネて弾きません
ハネ方の割合が3連符のものより小さくなるのが通常です
8分音符の表拍と裏拍の音符の長さの割合が
クラシックでは表記通り66%:33%となるのに対し
ジャズでは60%:40%程度の割合になることが多いです
より分かりやすいように図にしてみましょう
注)ジャズではハネ方の割合はテンポによっても異なります
独特のスウィング感のコツは実はこれだけではなく
色々な秘密が隠されています
例えば「裏拍にアクセントがくる」というのがありますが
これについては別の機会に説明しましょう
ジャズ特有のスウィング感を体得するために
今回はジャズの醍醐味の一つである
スウィング感についてお話しました
これまで紹介した
・コードネームを基に演奏する
・即興で演奏する
と合わせてジャズピアノへの興味が湧いてくれると嬉しいです
当スクールのジャズピアノコースでも
スウィング感の体得は主要なレッスン項目の1つです
スウィング感を出すにはコツが入ります
コツを掴むにはやはり慣れや訓練が必要になります
当スクールでは
生徒様がスウィング感を会得し親しんでいただけるよう
お一人お一人の習熟度や状況を具に見極め
その状況に合うレッスンを組み立てていきます。
そしてゴキゲンなスウィング感をモノにして
ひいてはジャズピアノを演奏する喜びを感じていただけるよう
レッスンをすすめていきます。
このブログを読んで
ジャズピアノが上手くなりたいと思っている貴方
ゴキゲンにスウィングしたいと思っている貴方
是非一度、無料の体験レッスンを受けてみませんか♪
そして
無料のコンテンツで何とか・・・というよりも
はるかに上達が早そうだと実感いただけると思います。
貴方からのご連絡を心よりお待ちしています。
セプテンバーミュージックスクール池袋本校
ジャズピアノ科講師:山口コージ