こんにちは。

セプテンバーミュージックスクール代表の細川です。

 

トランペットのアンブシュア崩壊した私 そして再起までの軌跡 その1

トランペットのアンブシュア崩壊した私 そして再起までの軌跡 その2

 

はもう読んでいただけましたでしょうか?

前回は崩壊したアンブシュアを治す、改造を始めた頃の事を書きました。

今回はその後から、今も取り組んでいることについて書きたいと思います。

 

セプテンバーミュージックスクール「アンブシュア矯正コース」はこちらをご覧ください。

 

今も取り組むルーティーンメニュー。私の生徒様も上達している。

ファーストアルバムを全国リリースした後に、幸いなことにライブのオファーが続きました。

大変光栄なことで喜ばしい限りの話なのですが、肝心のトランペット演奏は未だしっかりとライブをこなせるほど安定して吹ける状態ではありませんでした。

しかしもうやるしかありません。毎日自身でT先生から教わった事と自身で用意した練習メニューをひたすら反復する練習方法をとりました。

この練習方法は前述した「舌」をコントロールすることに大変必要な練習となります。

私のレッスンでも徹底して行っているメニューがあります。

これにより当スクールにてアンブシュア矯正に取り組んでいる生徒様は日を追うごとに結果を出しています。

 

舌と息のコントロールについては一番重要だという事を前述しました。

これらを習得するのにはやはり一朝一夕という訳にはいきません。そうですね、正直に話しましょう。

私は特に出来の悪い生徒だったかもしれませんが、自身でコントロール出来て吹けてきたな、と感じられるまで実に7年かかりました。

そう、7年を超えたあたりから舌と息で楽器と体をコントロールして吹いている実感が湧いてきたのです。

 

7年だけをクローズアップしないでください。

前述した通り、アンブシュアを治す、改造を始めてから2年後に私はソロCDアルバムを全国発売しました。

サイドミュージシャンとしてレコーディングもし、メジャーレーベルから発売されたCDもありました。

要するに、少しづつ、本当に1日一歩でも楽に楽器と体をコントロールして吹ける日が近づくのです。

 

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ネットでの奏法の話。責任を持って書かれている記事なのか?判断が必要。

今はインターネットでアンブシュアについても沢山の情報が得られる世の中です。

しかし責任をもって書かれている記事がどれだけあるのでしょう?

それぞれ想いがあり書いていることは事実でしょうが、責任を取るつもりで書いている記事はどれだけあるでしょうか?

要するに自己流で判断することは大変危険だと私は思います。

私自身自己流で29歳までという長い時間、大きな成果がないまま過ごしました。

これは本当にもったいない事です。

 

あるプロジャズプレイヤーがインタビューでこう答えていました。

 

「私は奏法で苦労した事はない」と。

 

私はもう、本当にショックでした(笑)

世の中にそんな人がいるのかと。。

皆、そうなの? かと。

 

では、私のようにいつまでたってもアンブシュアで苦労をしている人間と「奏法で苦労した事はない」という方とはいったい何が違うのでしょうか?

 

「舌」に関して言及するプロトランぺッターが増えてきたことは最近の事実です。

そしてその重要性を一番上に表現しているように見受けます。

「奏法で苦労した事はない」方も、おそらく誰に教わることなく自然にこの型で吹けているのではないか、と推測します。

しかしながら、私がプロで活躍しているトランぺッターに聞いてみると、必ずしも「舌」の事を意識している方ばかりではないのも事実なのです。

吹けている人の奏法が間違っている、いないの話をしても無駄です。だって上手に吹けているのですから。

 

克服したからこそ、あなたの悩みをくみ取れる。方法を教えられる。

ここで大切なのが、うまく吹いている人、「奏法で苦労した事はない」方から意見を頂いて参考にしても、

必ずしも自身の上達には繋がらないのでではないか?という疑問です。

 

私は昔から、トランペットを教わる環境においてひとつの疑問を感じていました。

それは、

ピアノなら、音楽教室へ通い、どの先生についても一定の水準の演奏が出来るようになりますね。

教材も今ではとても豊富にビギナーを迎えるメソッドが揃っているようですが、もちろん昔から使われているものでも、それを理解し先生は、生徒様に基礎基本を伝えます。

トランペットや金管楽器でこのように「どの先生」に習っても、必ず一定の水準で音が出せるのでしょうか?

出せるのなら、私はこんなに苦労をする必要は無かったことでしょう。

逆の言い方をすれば、教える以上どんな状態の生徒様が来ても「音が出せるようになった」「音域はトランペットが必要と定義する2オクターブ半は必ず出せる」状態に出来なければ、それはレッスンとして成立しているとは言えないのではないか、と私は考えています。

 

先生に習ってから「かえって調子を崩すことになった」。。

「習っているのに全く音域も広がらずどこのゴールに向かっているのかわからない」。。

など。

生徒様にとっては、お金はもとより、それ以上に貴重な時間を無駄にしているとしか言いようがありません。

必ず吹けるようにする。それは教える側の責任である、と私は考えています。

もちろん、生徒様自身が根気よくやらなくてはならないことは言うまでもありませんが。

先生は魔法使いではありませんのでね。

 

「舌」と「息」のコントロールだけでは不完全。歯並びなど個々が抱える問題。その発見方法、克服方法も必ずある。

 

ここから「個体差」という言葉が何度も出てきます。ここでは歯並びや、あごの形、また利き腕など、千差万別抱えている部分を「個体差」と呼ぶことにします。あまり適当な言葉だとも思えませんが、今これ以上の言葉が見つからないのでひとまずこう呼ぶことにします。どうぞご理解ください。

 

個体差とは、ここでいえば「誰でも出来る」ことから外れる部分を個々の肉体が、それぞれが持ち合わせている事です。千差万別です。

ここに関しては多くの専門家の先生も言及はしないでしょう。

個別の件の指導に於いては、舌や息といった基本動作の本筋からは外れますし、第一そこまで責任が取れません。

それ以上に、その個体差で苦しんでいることに多くの先生は、気付けてあげられていないのかも知れません。

 

私は舌や息を7年かけてコントロールできるところまで辿りつきました。

しかし、それでも音はミスをする、口元は安定しない。

納得のゆくステージが出来る、レコーディングが出来る、それが私のゴールだとしてらそれは全くもって不完全なのです。

私はこれを乗り越えなくてはならない、という気持ちがありました。

さらに独自で工夫をし、いろいろ試すことになりました。

 

誰もがピアノを習うようにトランペットも習えば音が出せる。

こうあるのがトランペットのレッスンだと思うのです。

 

次回は実際に私が私自身の抱える個体差を認め、それを乗り越えるために実際に行ったことをを紹介してゆきます。

 

続きは次回ブログで。

このお話しは次回が最終回となります。

 

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