こんにちは

トランペットアンブシュア矯正コース
スクール代表の細川玄です

コロナ禍での緊急事態宣言によって
学校での練習場所、時間の制限が出たり

カラオケボックスも利用ができなくなったり
トランペット奏者にとっては
練習場所の確保が悩ましいご時世ですよね

今日はあえてウォーミングアップミュートを
使用することで効果的な練習が期待できる
お話をしたいと思います。

このテーマは何度かに分けて
お伝えしたいと思います
今回はその1回目です。

 

旅先ホテルでの練習がヒントになった

私のレッスンにおいては
普段はミュートをつけての練習を
なるべく避けるようにお伝えしています。

これはオープンの時の吹奏感のイメージのまま
自宅などでミュートを使用して演奏していると
いつのまには過度な息の圧力で演奏してしまいがちになります

結果オープンで吹ける環境に戻った時、
音がならない、高い音が出ない、すぐにバテてしまう
といったことを引き起こす原因になるからです。

かといってこのコロナ禍
さすがにミュートでの練習は禁止となると
練習の機会そのものが奪われてしまいます。

場所が確保できないから練習できないというのなら
吹かないよりはミュートを使用して練習をしたほうが
良いと私は思います。

かくいう私も
演奏のお仕事で東京を離れて
ホテルで朝を迎えたときは
ウォームアップミュートを使って
一日の始まりを迎えます。

以下私の経験から
ウォームアップミュートを使用することで
アンブシュアの状態を良好な状態に保ち続けるために
これだけ守ればよい練習に繋がっているという事例を
ご紹介いたします。

 

「舌」と「息」のコントロールが大前提

ここでご紹介するお話は
あくまで私が日頃お話をしている
「舌」と「息」のコントロールが
ある程度身についている方の前提のお話です

「舌」と「息」のコントロールが身についていないと
吹き始めからバテしまったり音が鳴らしにくいと
感じる方もいるかと思います。

まずはしっかりと
「舌」と「息」のコントロールについて
理解を深めることが大切です。

 

■できるだけ小さい音で吹くイメージで吹き始める

ウォーミングアップミュートを使用すると
楽器の先の息の出口をふさいでしまうわけですから
当然楽器内の空気の圧力が高くなります。

これはオープンで練習するときととの
一番大きな違いになります。

オープンで小さい音を練習することは
楽器本体から体に戻ってくる圧力は
限られていますから
支えになってくれるものが少ないので
結構大変な練習になります

逆に力が入ってしまってバテしまったなんていう
経験をお持ちの方もおありでしょう。

ところが
うぉーむアップミュートを使用すると
楽器の抵抗が増すため体に戻る圧力も高くなり
オープンに比べて比較的楽に
小さい音を吹くことが可能になります。

これは転じて音を最初に出す時のアタックの改善に
大きく寄与してくれます。

最初の一発目がうまくいかない

いつもイチかバチかで音を出している

なんていう方よく耳にします。

こういった方はウォーミングアップミュートを
使用することで
アタック時に抵抗があることで

支えをもらえることになり
綺麗に、しかも意図した発音をする
ヒントを得られる事でしょう。

ぜひやってみてください。

もしやってみたけどよくわからない
そもそも音の出だしがうまくいかなくて
困っているという方は

どうぞ体験レッスンにいらしてください。
ズバリお教えしています。

 

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