こんにちは。

東京都豊島区池袋東口徒歩1分ジャズ専門音楽教室

セプテンバーミュージックスクール代表ジャズトランペット奏者の細川玄です。

 

レッスン事例

「息がたくさん漏れてしまう  口元の力の入れ方が分からない」

先日は、トランペットアンブシュア矯正コースに通う30歳代男性会社員生徒様のレッスンを行いました。

学生時代からトランペットを吹いていたそうですが、 だんだん音が鳴らなくなり、 音階を吹くことも難しくなってしまい、当スクールのアンブシュア矯正コースがあることを知り、入会され現在レッスンを受けています。

復帰を目指し、さらにこれまでより広い音域、綺麗な音色で吹けるようになりたいと、当スクールのレッスンに月2回欠かさず通っておられます。

 

レッスンを通して私はこの生徒様の状態を細かくチェックし、 今の状態に適切なアドバイスをして行くことで、 レッスンを毎回毎回重ねるごとに、 どんどん安定したアンブシュアになって来ています。

 

マウスピースを当てると口元に力が入らなくなる

トランペットの音を鳴らせない状態は様々な原因がありますが、 この生徒様の最初の状態は、 マウスピースを楽器に当てると、 口元の筋肉を上手にコントロールすることができず、 楽器に入る息の量よりも、 口元の両脇から漏れてしまう息の量が多くなり、 結果楽器がうまく鳴らせないという状態でした。

実は私もかつて、 このような状態に陥り大変苦しみました。

このような状態になるのは一体何が原因なのでしょうか?

 

自分に合わなかったアドバイスが悩みを深くする

この生徒様は、かつて受けた、本人には合わなかったアドバイスが、もしくは適切でないアドバイスが、その後彼がアンブシュアの迷宮に迷い込んでしまった大きな原因ではないかと考えています。

 

例えば、このような表現を聞いたことありませんか?

「唇には力を入れてはいけない」

「 アパチュアを閉じて吹きなさい」

「 マウスピースを唇に押し当ててはいけない」

 

この表現、 どれも間違いとは言えませんが、これだけで「吹けるようになる」「上達する」と感じたのなら、それは少し待っていただきたい、と私は思っています。

 

こういった情報はネット上にたくさんあります。

それぞれが断片的に散らばっていますよね。

 

それぞれの先生の表現ですから、間違ってはいないのだと思います。

私が今アンブシュアで苦しんでいるあなたへ一番伝えたい大切なことはこうです。

「その記事(アドバイス)は、アンブシュアで悩んでいる人を確実に快方に導いてあげられるアドバイスなのですか?」

という事です。

もう少し具体的に書きますと、

その記事(アドバイス)は、書いた先生にとってベストを書いたものであって、アンブシュアで悩んでいる人を救済する内容はまた別だ、ということを読み手が理解しておく必要があるという事です。

 

私のレッスンには、本当に困った方がレッスンを受けに来ます。

レッスンを受けその後、多くの生徒様が、市民交響楽団や、所属する吹奏楽団などに復帰し、自分がやりたかった演奏活動を楽しめるようになっていきます。

もちろん、音域もストレスなくハイB♭まで(トランペットの通常音域)楽に演奏出来るようになっています。

(通常音域とは、トランペット奏者なら誰でもここまでは演奏することができるとされている音域の事です)

 

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アンブシュアにもピアノ運指と同じように基礎、基本が存在します

アンブシュアの多くの情報には 「舌」のコントロールの話、「 息」のコントロールの話に言及されていないものが多いと感じています。

今、アンブシュアで悩んでおられる方にお伝えしたいこと。

上達のカギは「舌」と「息」のコントロールが大前提にあるということなのです。

これを習得すれば、あなたも確かな上達が見込めるのです。

 

口元のコントロールの話だけにフォーカスしてはいけない

さて、 話を戻して今回の生徒様のレッスンのお話をいたしましょう。

両脇から息が漏れてしまい、 マウスピースに入る息の量がほとんどなく、 結果楽器を鳴らすことができないという状態から抜け出せない悩みを抱えております。

この生徒様もかつて上記したような「舌」と「息」の話を抜きにしたアドバイスを何度も耳にしたと言います。

その結果、マウスピースを唇に当てると、 口元に適切な力を加えることが出来なくなってしまいました。

なぜでしょう。。それは、

心理的な問題が大きいのです。

 

心理的な障害を取り除くことが上達への一歩になる

かつて色々、アドバイスを受けてそれを忠実に再現しようと練習し、 結果アンブシュアを崩してしまった人は、 心理的にマウスピースを当てるという行為が、 怖いと感じているのかもしれません。

実は私もずっとその心理的圧迫に悩んで来たのです。

この気持ち、悩んでいるあなたなら理解できるのではないでしょうか。

 

すでにアンブシュア云々ということではなく心の問題。

この気持ちは悩んだことのある人にしか理解できないものだと感じています。

同じように悩み苦しんだ私だけが、苦しむあなたを理解し、心の問題を取り除き、あなたを正しいアンブシュアへと導く事が出来ると確信しています。

 

当スクールのレッスンでは、 こういった心理的原因を取り除くことも、重要なレッスンの一つだと考え、それを実践しています。

この生徒様にも、 このような心理的原因、 無意識のレベルで抱えてしまった心理的原因を、 取り除いてあげることが上達への一歩になりました。

私のアドバイスは「技術的」な部分と「 心理的」 な部分と両面で悩む生徒様を支え、 上達へと導いています。

 

結果この生徒様は、レッスンを重ねるごとに、 「舌」と「息」の コントロールが大前提だと理解が深まった上に、 口元の筋肉のコントロールも適切にできるようになっていったのです。

 

「名プレイヤーが名コーチとは限りません」

苦労をしたコーチは、同じ苦労を抱えた人を理解出来るものです。

トランペットの奏法で困っている、 大好きなトランペットを吹きたいのに、上手に吹けないで疲れ果てている方を、次は、私が支えてあげる番だと思っています。

なぜなら、アンブシュアで苦労し、克服して演奏家になったからです。

 

~アンブシュアで悩むトランペット奏者の心に寄り添い、快方へ導く。~

 

私の人生最大のミッションであり、 当スクール、 「トランペットアンブシュア矯正コース」最大のミッションでもあります。

 

私が苦労した頃から、復活を目指した過去はこちらのブログに書いてあります。

ぜひ併せてお読みください。

 

トランペットのアンブシュア崩壊した私 そして再起までの軌跡 最終回

 

あなたを上達へ導く

「トランペットアンブシュア矯正コース」

はこちらをご覧ください。

 

当スクールは専門性の高いレッスンを提供しているスクールです。

まずは体験レッスンを!

勇気を出して。今すぐ。

 

 

 

セプテンバーミュージックスクール

代表 細川玄