こんにちは
トランペットアンブシュア矯正コース スクール
代表の細川玄です
マウスピースを唇に当てる位置について
お悩みの方は多いのではないでしょうか。
今回のコラムでは
ベストの位置を見つけるヒントが書かれていますので
どうぞ最後までお読みください。
本日レッスンにいらっしゃった20代女性の方。
トランペットアンブシュア矯正コースで一年お通い
いただいて、高い音もだいぶ楽に出るようになってきました。
レッスンを熱心に積んできたからこそ出来るようになりました。
安定した演奏が出来るようになってきましたが
上唇の半分にしかマウスピースのリムがかかっておりません。
特に上唇の半分にしかかかっていないと
どういうことが起こるのか。。
■高い音は出せるが音が細くて良い音とは思えない音になる
■長くフレーズを吹いていると音が出なくなる。
■バテやすいし、日々調子も安定しない。
上記のようなことが起こりやすいのではないでしょうか?
トランペットを奏でるための振動源はまさに「唇」です。
その振動源を充分に振動させてあげられない状態。。
勿体ない状態にあると言えるのです。
「ではマウスピースの位置を改善すれば良いのですね」
このように考え、仰るかたはとても多いのですが
答えは「ノー」です。
これは正直大変危険な自己判断と言わざるを得ません。
かつてマウスピースの位置を独学で
修正した経験をお持ちの方も多いと思いますが
劇的に改善されましたでしょうか?
もし改善どころか音が鳴らなくなってしまった、、
という方も少なからずおられるのではないかと思います。
併せて読みたいブログ
音が揺れてしまう どうしたらいい? トランペットアンブシュア顎
マウスピースの位置修正するために必要なこと
私はかつて唇を強打しトランペットが吹けなくなる大怪我を経験しました。
目の前は真っ暗になり本当にショックな出来事でした。
怪我の詳細ブログはこちら
トランペットのアンブシュア崩壊した私 そして再起までの軌跡 最終回
しかしこの出来事は私にとって大きな気づきと確信に変わりました。
ベストの場所でマウスピースを鳴らすことは出来なくなりました。
ウンともスントもならなくなりました。
そこで左右上下いろいろな場所で演奏を試しました。
これがどうでしょう。
最初こそ音が細かったりしましたが
比較的どこでも唇は鳴ってくれてかつての演奏活動に2か月ほどで戻ることが出来ました。
いったいどういうことでしょうか?
大切なことは「舌」と「息」のコントロールが出来ている事
いわば唇は振動源に過ぎません。
唇がトランペットの演奏の大部分のカギを握っている訳ではないと申し上げても良いでしょう。
多くの方が唇が一番大切なのだと「誤解」をしているのです。
大切なのは唇に到達するよりも前の部分。。
トランペットを吹くために一番大切なことは。。
そう「舌」のコントロールと「息」のコントロールが出来ていることなのです。
私は怪我で
このコントロールまで奪われた
訳ではありませんでした。
ですのでトランペットを吹くための
大切な部分はしっかりコントロール出来ていたので
短期間で復活を遂げることが出来たのです。
これは現在スクールのお通いいただいている
私の生徒様をさらに伸ばすことに
大いに有効な提案になっています。
マウスピースを当てる位置が良くないために
演奏が満足に出来ていないのならば
まず「舌」と「息」のコントロールを
しっかり身に着けて頂く事を丁寧にお話し
そのようなレッスンを実践しています。
そして十分動作が身についた生徒様には
この時点で初めてマウスピースの位置を
修正する提案をしています。
今回の女性の生徒様以外にも
過去に何人もこの修正をし
劇的に演奏が安定し音もかつてないほど
煌びやかになりました。
先に述べたように
独学でマウスピースの位置を変更することは
とても危ない行為です。
しっかりと理解のある先生の元に正しい奏法を身に着けることが
結果的に上達へ一番の早道であることは間違いないのです。
私のレッスンはあなたの状態を常に正確に観察し
ストレスなくトランペットが演奏出来るようにして差し上げること。
そう
本来のあなたを取り戻すための
レッスンをしているのです。
セプテンバーミュージックスクール
代表 細川玄
「トランペットアンブシュア矯正コース」はこちらをご覧ください。
細川のアンブシュア崩壊から復活までの軌跡のブログ
トランペットのアンブシュア崩壊した私 そして再起までの軌跡 その1
トランペットのアンブシュア崩壊した私 そして再起までの軌跡 その2