こんにちは
東京都豊島区池袋東口徒歩1分
トランペットアンブシュア矯正&ジャズ専門音楽教室
セプテンバーミュージックスクール代表
トランペット奏者の細川玄です。
今回のブログは
3年ほど前から トランペットアンブシュア矯正コースに
ご入会された40代男性(会社員)M様のレッスン事例をご紹介いたします。
どうしてもチューニングベーの上のFから上の音が出せない
M様はコロナ禍が始まる前の年にご入会されました
現在でもレッスンを月に2回欠かさず通われている
とても熱心な生徒様です
「いずれジャズを演奏したいけれど
トランペットの調子が毎日安定しないし
音域も広がらない。。」
楽に楽しく好きな曲や大好きなフリューゲルホルンも
吹けるようになりたいと思っています。
このように最初に私にお伝えくださったことを
とても印象的に覚えています
このように思っておられる方は
とても多いのではないでしょうか
このブログの先には
同じように悩んでおられるあなたにとって
とても大切で有益な事が書かれておりますので
ぜひ最後までお読みください。
「トランペットアンブシュア矯正コース」はこちらをご覧ください。
上唇の半分もマウスピースのカップに入っていない
最初にM様の状態を拝見した時に
唇へのマウスピースの当て方に問題があることを
直ぐに見抜きました。
上唇の下のほうにだけしかマウスピースのカップに掛かっておらず
音も瘦せていました。
大抵の方はマウスピースの当て方が真の原因だと考える
「マウスピースの当て方に問題があるから音域が狭いのだ」
多くの方は上記のように考えて
まずはYouTubeで動画を検索する事でしょう。
それはもちろん悪くはありませんし
私もなにも知識がなければきっと
同じことをするでしょう。
そして動画の中で紹介されている方法で
マウスピースを右へ左へ
上へ下へと挑戦をしてみると思います。
同じことを試した経験のある方も多いと思いますが
結果はいかがだったでしょうか?
もちろん解決した!
という方もいらっしゃると思いますが
多くの方は自分が思い描く自分の
理想のトランペット演奏には
なれなかったのではないかと思います。
これには理由があります。
その理由をこれからお伝えして行きます。
関連ブログ
唇やマウスピースに原因をフォーカスしていると真の原因にたどりつけない
ではここで大切な事をお話しします
実はトランペットの演奏で大切なことは
「唇より体の奥でコントロールされる」
という事です
あなたも良く耳にしたことがあるでしょう
■腹筋を使え
■お腹が膨らむように息を吸え
又は
■お腹に息を入れろ!(これは腹式呼吸を理解していない誤解から出る言葉です)
■喉を空けるようにして吹け
実はどれも大きく間違いではないのですが
この言葉だけではあまりに科学的な理解からは
乏しいアドバイスだとしか言いようがありません。
当スクールでは上記したような教えている側が
イメージしている事だけ伝えるようなレッスンは
一切いたしません。
私が当スクールで教えている
トランペットアンブシュア矯正コースで
教えている内容が上記した事と
「結果的に近い状態になる」
ものもあります。
ただどれも科学的に整合性があり生徒様自身が
理解出来る言葉で納得して体に落とし込めなければ
生徒様には適切に再現が出来ないアドバイスになってしまいます。
話を戻します
ただ
上記の話を良くご覧ください
アドバイスの内容は
口元より体の中で起きている事が多い
という事にお気づきでしょうか
これはとても大切な事で真実なのです。
大切なのは「舌」と「息」のコントロール
舌は息の通り道にある音程を作り出す大切な弁の役割!
息はそもそも息が出ていなかったら音も出せませんよね
よって車で言えばガソリンや電池エネルギーと同じ事です
この仕組みをまず理解していなければ
いくらマウスピースの当て方だけを研究した所で
音を作り出すエネルギーがなければ音が出るはずがありません
口の中で舌は適切な位置にセッティングされる必要がある
そしてここからは
このブログを読んでいるあなたも
あまり知らない事かもしれません
あなたがトランペットを吹いて
音がなっている時
舌はどこにありますか?
多くの方は口の中で
舌はぶらぶらと
ほとんど何も仕事をしていないのではないでしょうか
上記のような状態で吹いていて
上手に吹ける人がいることも確かです
ですので舌がぶらぶらした状態で吹いている事が
間違いであるとは言いません。
しかしあなたが自分のトランペット演奏に対して
満足出来るコントロールではない状態であり
それが何年も長く続いているなら
その状態から脱却する事を考えましょう。
私もその状態から唇やマウスピースの当て方や
マウスピースそのものが自分に合うものがあれば
きっとうまくなると思っていましたから。
しかし結果は何年たっても出ませんでした。
関連ブログ
音がかすれる、高音がでなくなった、細い音になる トランペット
唇に突然、刺すような痛い刺激を感じる トランペットアンブシュア
先ずは「舌」と「息のコントロール」を獲得する、それが確かな上達への最良の近道
M様の場合
とても熱心にレッスンでお伝えしたアドバイスを
丁寧に練習を重ねて来られました
1年ほど経ったころ
「舌」と「息のコントロール」を
M様自身の体が習得しトランペットが吹けている状態
になったと私は判断しました。
私から見ていての感想ですが
一般的に年齢が若いほど習得が早い
傾向があります
年齢が上がると時間が掛かる傾向が伺えます。
しかしM様のように
やや時間は掛かっても丁寧に積み上げる
努力を惜しまなかった方はしっかりと
結果を残すことが出来たのです。
マウスピースの位置を変更する事を提案し実行へ
マウスピースの当て方に疑問や問題が明かであっても
位置を変えるには気持ち的にも体的にも抵抗を感じ
結局変えられなかった。。
という方も多いと思います。
そのお気持ちはだれよりも痛いほど分かっています。
しかし「舌」と「息のコントロール」のバランスを習得出来ていれば
怖い事はないのです。
多少の個人差はあっても
マウスピースを当てる理想の場所は
■上唇の赤い部分はすっぽりとカップに収まること
■上唇下唇両方にほぼぴったりとくっついていること
そして今回のブログでは触れませんが
顎にも大切な役割があります。
その役割を理解できると
■マウスピースの支点は下唇に置く
という事になります
関連ブログ
音が揺れてしまう どうしたらいい? トランペットアンブシュア顎
どのような練習をしてどのような事柄を
この事故から学び脱出出来たかを綴っていますので
こちらもぜひお読みください。
↓唇を怪我した記事はこちら
トランペットのアンブシュア崩壊した私 そして再起までの軌跡 最終回
関連ブログ
トランペットのアンブシュア崩壊した私 そして再起までの軌跡 その1
トランペットのアンブシュア崩壊した私 そして再起までの軌跡 その2
トランペットのアンブシュア崩壊した私 そして再起までの軌跡 その3
M様はマウスピースを理想の位置へと変更をしました
最初は慣れない位置で吹くトランペットに戸惑いも
あったことでしょう。
これは例えていうなら
せっかく乗れるようになった自転車なのに
全く違うバランスで構成された自転車に乗り換える
そのような感覚に見えていました
しかしそれは一時的なものです。
さらに半年、1年と丁寧に着実に練習を積み重ねたM様は
現在はいつでも High B♭は出せるようになり
ほぼどんな曲でも問題なく吹くことが出来ています。
例を挙げればハイドンのトランペット協奏曲を
吹くことが出来るまでに上達しました。
「トランペットアンブシュア矯正コース」はこちらをご覧ください。
ほんの3年
しっかりレッスンに通い
丁寧に練習を積み重ねたからこそ
ハイドンが吹けるようになったのです。
いまこのブログを読んでいるあなたの人生にも
平等に3年間はきっと与えられている事でしょう。
無料コンテンツのYouTubeを見ていて
あなたにとって正しいか正しくないか判断出来ない
内容で練習を続ける3年と
科学的に確かな整合性のある
あなたにとって積み重なる練習方法を知り
トランペットを吹けるようになる体を
作り上げてゆく3年と
あなたはどちらを選びますでしょうか。
セプテンバーミュージックスクールでのトランペットレッスンは
全て個人レッスンで全ての生徒様がそれぞれ抱えている問題に
向き合い、解決へ導くレッスンを行っております。
もちろん人それぞれ練習出来る環境も違いますので
3年という 上記の話はあくまでM様の軌跡です。
自分の理想とするトランペット演奏を
胸に熱く抱えているにも関わらず
上達の糸口が見いだせない
それはとても辛い気持ちですよね。
このブログをお読みのあなたに
このブログが参考になれば幸いです
そして
上達する人は
「すぐに動く人」
です。
私はあなたを全力でサポートする準備が出来ています。
私と一緒にトランペット演奏を一生モノのスキルとして
獲得しましょう。
あなたからの一歩をお待ちしています。
セプテンバーミュージックスクール
代表 細川玄
「トランペットアンブシュア矯正コース」はこちらをご覧ください。