高音が出ない、出ても音が汚い、音程が高くなってしまう
皆さん、こんにちは。
セプテンバーミュージックスクール
横浜校講師の石原です。
このブログの先には
高い音を出すことが難しく悩んでいるあなたにとって
とても有益なことが書かれています。
ですのでどうぞ最後までお読みください。
高音を練習するための準備運動、出来ていますか？
ある程度吹けるようになってきたけど
どうしても高音が鳴らない・・・と
悩んでいる方 たくさんいらっしゃると思います。
どんな事に気をつければ、と考える前に
まず高音の練習をするタイミングについて考えてみましょう。
バテないうちに練習した方が、と考えて
楽器にマウスピースをつけてすぐ吹く方も多いかと思います。
ですがそれは結局無理に力を入れて吹いているだけなので
あまり効果的な練習とは言い難いです。
高い音を練習するという事は
かなりのスタミナを使う練習です。
ですので、必ず練習する前に準備運動、例えば、
・マウスピースでの音出し
・ミドルトーンでのロングトーンやリップスラー
・ロートーンの練習
などを軽く行ってから始めるのが良いと思います
私も高音練習に取り組む際は
上記のような練習を30分程度行ってから練習していました
練習時間、長すぎませんか？
さて、準備運動を終えていざ高音練習！
と意気込みたいところですが
ここで 練習のしすぎには十分気をつけて下さい。
練習のしすぎ、とは
・毎日練習する
・一日10分以上練習する です。
当てはまった方も多いのではないかと思います。
高音練習での自主練習では
細く長く、をモットーに練習を続けてみて下さい
あくまで曲で高音が出てきた時に、あともう少し、
のところまで持っていくのが自主練習、個人練習です。
高音が出ないのは不必要な力みが原因
高音を吹こうとする時
全身に力を入れて勢いよく音を出していませんか？
もちろん初めて高音にトライする人は
ある程度勢いで出す方法がいいと思います。
でもおそらく
この記事を読んでいる貴方は
その段階が終わって
次のステップに進みたいと考えているでしょう。
高音のスラー練習を沢山やってみる
高音の練習方法はいくつもありますが
まずは高音のスラー練習をオススメします！
練習方法はこういった感じです
いきなり高音からスタートではなく
チューニングB♭からスタートして
近い音域(2音間)をスラーで
そして音量はリラックスして吹ける音量、
あるいはそれより少し小さい音量でキープします。
どうでしょう？？
簡単に感じたかもしれません。
人によってやりやすい音、やりにくい音がありますので
いろんな音からスタートして、やりやすい音から広げていくのも一つの方法ですね。
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唇と体に力が入りすぎていないかを意識して吹く
この練習をした時に気をつけることは
肩や首・ノド・唇
に力を入れすぎて吹いていないか？
ということです。
確認しながらもう一度吹いてみてください。
そして、今よりも少し力を抜いても音が鳴るかどうかをチェックしてみましょう。
力を抜いても音が鳴る、
というのが実感出来ればこの練習は成功です♪
最初は出来る音域からスタートして、
どんどん音域を広げてみてください。
(ハイB♭くらいまで)
どの練習でもそうですが、
「ただ練習した」
だけでは効果は得られにくいと思います。
(もちろん沢山練習をすることで得られるものもありますが)
「気をつけたいことを頭にイメージしながら練習をする、
吹き終わった後にどうだったかを思い返す」
という練習をした方が効果は出やすいですし
自分の傾向にも気づくことができます。
高音に関するお悩みの原因の根本はほぼ同じ
高音が汚い、音程が高い、バテやすいという悩みの原因の根本もこの辺りだと思います。
高音について、一つでもお悩みがある方は
是非練習してみて欲しいと思います。
やってみたけど、出来ているのかよく分からない…
改善されているのかな…？
と思われた方、
他の練習方法にも興味を持たれた方、
一度レッスンを受けてみませんか？
出来ている事、出来ていない事、
改善出来る事などお伝え出来ると思いますし、
一緒に吹いて、言葉だけでなく感覚からも
刺激も受けられると思います。
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ある生徒さまの2年間の努力
高音が鳴らしにくい、音程がとんでもなく高い、最後まで曲が吹けない…
と悩んでいる生徒Aさんも、時間をかけてレッスンを進めることで
少しずつ悩みが改善されました！
約2年程度、
上記の練習やその他の基礎練習、
そしてエチュード、曲練習などをコツコツ進めた結果、
最初の1年は
コツを掴むことからスタート。
レッスンでは出来たり出来なかったりを繰り返していましたが、
2年目で出来る回数が増え、
ご自身の中でも
「こうすれば上手く吹ける！」
というカタチが見えてきていました。
そこからは、以前出来なかった曲のフレーズが
吹けるようになったり
自主練習で修正出来るようになりました。
2年もかかるの！？と思った方もいると思います。
ペースは人それぞれではありますが、
残念ながらすぐに出来る魔法の練習方法はないと
私は思っています。
ですが、
焦らず、時間をかけて
丁寧に練習することで
(毎日練習する、ということではありません)
確実に悩みをクリアしていけると
レッスンをしながら感じています。
高音が変わると中低音も変わる
では改善して
高音を無理なく出せるようになったら
自分の演奏はどう変わっていくでしょうか？
もちろんまずは
曲中に出てくる高音を無理なく吹けるようになって自信がつき
一気に演奏が楽しくなりますよね。
でもそれだけではありません
高音が改善されて無理なく吹けるようになってくると
中音域、低音域へのアプローチもまた変わっていきます
高音域での力みが取れてくると
中音域、低音域の吹き方もそれに伴って緩く
リラックスしてした形で吹けるようになってきます。
リラックスすると
この辺りの音域の音色も更に良くなりますし
沢山練習しても疲れにくくなりますので
一石二鳥ですね。
さて
ここまでたどり着いたトランペッターの貴方
お読みいただきありがとうございます。
なかなか自己流では上達が難しいトランペットですが、
上記のアパチュアの問題もなかなか意識して練習するのは大変だと思います
ぜひ私と一緒に吹いて、自分のクセに気付き
練習し、上達して思う通りに演奏出来るようにしましょう！
あなたのトランペットライフが素敵なものになるよう
全力でサポートします♪
セプテンバーミュージックスクール
横浜校トランペット講師 石原舞
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石原 舞（いしはら まい） プロフィール
神戸女子高等学校音楽科
京都市立芸術大学を経て東京音楽大学大学院を卒業。
京都市立芸術大学卒業時に成績優秀者が選出される同大学卒業演奏会
第28回ヤマハ新人演奏会に出演
東京音楽大学大学院卒業時に
第6回ドルチェ楽器デビューコンサートに出演。
これまでにトランペットを
津堅直弘、栃本浩規、高橋敦、アンドレアンリ、早坂宏明、茶屋淳子
ジャズトランペットを細川玄の各氏に師事。
室内楽を津堅直弘、山本孝、若林義人の各氏に師事。
2011年若い人のための
「サイトウ・キネン室内楽勉強会」金管アンサンブル
2012年小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトⅪ
2013年小澤征爾音楽塾オーケストラ・プロジェクトII
以上全てオーディションに合格し、出演。
その際に世界的トランペッターである元ボストン交響楽団首席
ティモシー・モリソン氏にも指導を受ける。
また、アマチュア・プロオーケストラの賛助出演も多数。
指導歴としては
大学在籍中から中学吹奏楽部への指導経験があり
これまでに在籍している音楽教室では累計200人以上
計8,000時間以上を指導している。
9歳から80歳までの幅広い世代に指導しているが
大学在学中から自分自身の奏法について悩んだ経験から
様々な基礎練習方法、教本を試した結果
特に女性経験者に対しての
基礎練習方法や高音の出し方などの指導に定評がある。
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