リップスラーができない、高音がキツい・・・やり方やコツは?
皆さん、こんにちは
セプテンバーミュージックスクール横浜校講師の石原です
このブログの先には リップスラーが上手く出来ないと悩んでいたり、
コツを掴みたいと考えているあなたにとって とても有益なことが書かれています
ですのでどうぞ最後までお読みください。
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今回お話するのは3つ
1.リップスラーとは
2.練習する際の注意ポイントは3つ
~簡単な2音間から練習する~
~高音に上がる時に音量が大きくなったり、音程が高くなっていませんか?~
~低音に下がる時に音量が小さくなったり、音程が大きくズレていませんか?~
3.高音域でのリップスラーがキツい理由と解消方法
そもそもリップスラーって何?というところから
練習方法や注意ポイントをご紹介します。
1.リップスラーとは
すでにご存知の方も多いと思いますが・・・
リップスラーは文字通り
リップ(唇)で息の向きやスピードなどを変化させ
スラー(2音間をなめらかに吹き繋げる)をするというものです。
この時の2音間というのは
運指が同じで違う音の高さに滑らかに行き来することを指します。
この時にタンギングをしてはいけない、というのが絶対守らなくてはいけないルールですね。
そしてこのリップスラーは金管楽器にとっての
筋トレメニュー
と言えると思っています。
それは、舌の勢いを付けずに息を自分の思い通りにコントロールするという点と
練習を重ねてそれが完成したとしても
一旦練習しなくなってしまうとすぐに退化してしまうので
維持することも必要になってくる点からそう思っています。
少し話は脱線しますが・・・
私はこれまで、初心者、経験者や中級者、お子さんたちの指導してきましたが
そこで感じたのは
リップスラーを正しく出来ている人は意外に少ない
ということでした。
・息の勢いで吹いているので大きい音量になっている
・音程がかなりズレている
・音の移り変わりで、タンギングはしていないものの音がバウンドしている
この3つに当てはまる方が多いです。
逆にいうと、上記の3つに当てはまらないように吹くのが良いということですよね。
では早速、そうならないように練習する時の注意点などを何点か挙げていこうと思います。
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2.練習する際の注意ポイントは3つ
~簡単な2音間から練習する~
基礎練習のテキストやリップスラーのテキストの一番最初に載っている
2音間を行き来するような課題がありますよね。
こういった譜面から、丁寧に練習していくことをオススメします。
結局音域が広がってもやることは同じなので
核となる部分が出来ていないと
いくら音域を広げた練習をしたとしても 意味のない練習になってしまいます。
~高音に上がる時に音量が大きくなったり、音程が高くなっていませんか?~
さて、簡単な課題から練習していきましょうとお話したところで
どういったことに気をつければ良いのでしょうか?
まず1つ目、2音間の高音に上がる時に音量が大きくなっていないかと
チューナーを見て音程の確認してみて下さい。
息の勢いで上がっていたり、ノドを絞めて上がる方法で吹いていると
音量が大きくなるのと、音程がとんでもなく高くなっていることが多いです
これでは練習していても、あまり意味のないものになってしまいますね
ポイントとしては
口内や喉を広げたまま
舌の動きでと口の端の部分の力加減で
息をコントロールすること が大切になってきます
口内や喉を広げる、のイメージは大きくあくびをした時や
オペラ歌手が歌っている様子、合唱で綺麗な声を出しているイメージが近いです。
(口内や喉が閉まっているイメージは、所謂アニメ声や高い声を出す時の使い方が近いです)
また、口の端に関しては巾着袋を想像していただき
巾着袋の紐を締める部分が口の端、巾着袋の袋部分が口内になります。
この巾着袋の紐を締める部分(口の端)は閉まっていて
巾着袋の袋部分(口内や喉)は開いている状態だと
音程や音量が崩れることはありません
・・・が、正直それがきちんと出来ているかは分からないですよね・・・
私も指導している時にその箇所を見られる訳ではないので
音色と音程、音量などを聴いて判断しています。
ですので皆さんも、上記のことに気をつけながら
チューナーと、ご自身の耳を頼りに練習をしていただけたらと思います。
~低音に下がる時に音量が小さくなったり、音程が大きくズレていませんか?~
もう1つ、先ほどと逆パターンで音が下がっていく場合も注意が必要です。
個人差がありますが、本来の音程よりも下がり過ぎて低い場合と
上ずって高い場合とあります
まずは自分がどちらのタイプかを確認し
音程が下がりすぎる場合はマウスピースで音を取る練習をするか
最初に正しい音程を自分で吹いてからリップスラーで同じ音程に降りられるように練習してみてください。
↓音程が下がっている例
音程が上ずる場合は
巾着袋の紐部分も袋部分もかなりキツく絞っている(力んでいる)状態なので
緩め て吹くようにしてみてください。
↓音程が上ずっている例
3.高音域でのリップスラーがキツい理由と解消方法
2音間程度なら安定して出来ていても
高音域まで音域が広がってくると途端に苦しくなったり
音が鳴らなくなったりしますよね。
その原因はいくつかあると思いますが
今回は2つ意識して欲しいことをお伝えします。
1つ目は
中音域の時にすでに力んでいないか?
ということです。
「高音まで上がるから気合いを入れて!」とついつい思いがちになり
その結果最初から力んでしまって上がれない、ということが多くあります。
なるべく中音域でリラックスし
高音に上がる時にがんばれる余力を残しておくことが大切ですね。
そしてもう1つ
口笛を吹くように、口を窄めるようなイメージで吹く
ということです。
結局息の勢いで上がるということのないように
高音もコントロールするということを常に意識してみて下さい。
併せて読みたいブログ
・・・いかがでしたか?
正直、リップスラーの練習方法を文章でまとめると思った以上に難しく
もどかしく感じました。
また、実際にレッスンで行っているポイントなどは伝えられずに終わってしまいました。
ここまで読んで下さった貴方も
このブログだけでは理解しきれない部分があったのではないでしょうか。
このブログの内容が少しでも気になるなと感じたり
ご自身の練習方法が正しいか確認したいと思った貴方
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じっくり時間をかけて感覚をイメージしながらテキストを練習し
貴方に合ったメニューを見つけていくことが出来ます。
また、リップスラーの上達は
ご自身のトランペッターとしての力をグンと底上げしてくれるものだと思っています。
今の演奏からもう少し素敵な演奏が出来るように、と考えている貴方からのご連絡を心よりお待ちしています♪
セプテンバーミュージックスクール横浜校 トランペット講師:石原舞
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